今回は臨時更新です。2019年9月1日をもって丸広百貨店川越店にある屋上遊園地である「わんぱくランド」が閉園することになりましたね。原因は耐震工事の為のスペース確保とのこと(耐震工事そのものも原因と思われますが)。首都圏でもあまり見られなくなり話題となったこの屋上遊園地ですが復活は考えていないのでしょうか？耐震工事の完了後に何か出来そうな気もしますが。
さてこの屋上遊園地を目的にGWや夏休みの丸広は大変混雑するでしょうが個人的にはこの丸広百貨店川越店は屋上遊園地だけを目的に訪れるのは大変惜しい店舗だと考えています。6階にはレストラン街があるのですが上の写真を見てください。・・・「ファミリーレストラン」と書かれている店舗がありますよね？ハンバーグが写っている場所です。
さて皆様はファミリーレストランと言うとどの様な店舗を想像しますか？ガストやジョナサンなどの店舗で大体道路沿いに面していませんか？ショッピングモールのフードコートやデパートのレストラン街にそれぞれラーメンやうどん・そば、ステーキなど専門分野を持った店舗が肩を並べている光景などを思い出しませんか？(後者に関しては店単体ではなく複数揃うことが前提)。
ファミリーレストランの定義と言うのは曖昧で明確な線引きがないのですが
井上尚美・西崎雅仁(2010)：ファミリーレストラン市場の変化と経営的視座に関する研究，経営情報学会・全国研究発表大会要旨集，0，p.1
によると
「客単価が500～2000円で，料理提供時間に3分以上を要し，客席は80席以上ある」
と明記されており立地や提供されるメニューが一つの分野に特化した専門店であるかないかは問われていないと考えられます。丸広百貨店川越のファミリーレストランはこれら3つの定義を全て満たしていないと考えられるも出来(正確なデータがないので検証していない)、食堂と言うことも可能でしょうがここではデパ上ファミレスと称しておきましょう。
そんなデパ上ファミレスは今や希少価値。ステータスとまでは行かないかもしれませんがとにかく見つけたら訪問したいものです。
と言う訳で早速入店。様々なメニューがある中私は王道のカレーをチョイス。カレーのルーとライスが分けられて来てちょっと楽しい気分になりました。味も非常に良くフライドオニオンも良い仕事をしていました。またナイフやスプーンに何やらロゴが入っている物がありました。丸広百貨店のロゴ・・・の様に見えたのですが真相不明。是非川越のデパ上ファミレスに訪れた際には確認してみてください。
デパ上ファミレスは和洋様々な料理が食べられ専門店の要素がなく地域密着型であることが多くその地域の名産品を使ったメニューがあることが多いですね。川越では芋が有名なので芋を使ったデザートが確認出来ました。また名前の通りデパートの上に位置しており大体最上階かそこに限りなく近い場所にあります。この様なデパ上ファミレスは勿論一人で行っても楽しいですし悪いこともありませんが友達や家族と行って皆で好きな物をそれぞれ食べに行くのも良いと思います。
余談ですが漫画「サザエさん」のアニメでもデパ上ファミレスを利用する場面はそれなりに見ることが出来ます。デパートの中で食事をすることは今でも普通にありますが、家族全員がジャンルを問わずに好きな料理を注文出来る点のは専門店の要素がある店舗では出来ないことです。皆も川越でサザエさん体験をしてみよう(?)
今回はこんな感じです。丸広百貨店は昭和を色濃く残す店舗が多いのですがまさかその筆頭である川越店の屋上遊園地が閉園するとは思いませんでした。小江戸の要素が強い川越ですが昭和の要素も多く見応えがあっただけに非常に残念です。
耐震工事が完了し、スペースが確保できるのであれば屋上遊園地を現代仕様にアレンジするなりしてまた復活して欲しいものです。
ちなみに・・・丸広百貨店川越店はエスカレーターが丸型ボディとストレートボディの2種存在しています。エレベーターは更新されていました。川越駅・本川越駅周辺で丸ボディが今も見られるのはここだけかな。 何か新シリーズみたいなタイトルになってしまったｗ
それでは！
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