先日発売されたトミックスの209系で「切り欠き」が実車と違うとの意見が見られました。209系にあまり詳しくない私は「???」でしたが写真を見て「確かに!」となる要素でした。ここで209系の「切り欠き」について過去に撮影した写真を出しながら確認していこうと思います。
ちなみに209系の「切り欠き」ですが正面中央の下部分にあるこれのことです。
先ず模型の209系です。手前が旧製品(92329)で奥が先日発売された新製品(98432)です。確かに「切り欠き」と呼ばれる部分の形状は違います。新製品の切り欠きでホーム検知装置がある車両は殆ど該当せず、両先頭車が製品の形状である編成は存在しないとのことです。
試しに南武線209系2200番台のナハ52編成とナハ54編成のクハ209で切り欠きを比較してみました。・・・確かに両車の切り欠きに差異が見られます。上のナハ52編成はトミックスの旧製品の様な形態に対し、ナハ54編成は模型では見られなかった形状をしています。・・・もしかしてこれクハ209とクハ208で違う編成がかなりあったりするのか?
クハ209/8どちらも変化なし。0番台のナハ32編成もクハ209/8が同じ形態で変化がありませんでした(ちなみにナハ32編成の切り欠きはナハ52編成の形態)。 では残りのナハ53編成は?
上がクハ209で下がクハ208です。それぞれ切り欠きの形状が違います。 さてトミックスの新製品版209系は外房・内房線の209系に準じた切り欠きになっていると言われています。そんな外房・内房線の209系は時期によって切り欠きが京浜東北線で活躍していた頃と変化がなかった時期がある様です。
現在の外房・内房線209系の切り欠きは上の写真の様になっています(上の写真は2013年撮影)。2011年頃に撮影した写真にもこの形態を確認出来たので、少なくとも2011年頃には切り欠きの変化があったと推測出来ます。 しかし切り欠きが京浜東北線時代のままの外房・内房線209系の写真はあまり見ません。と言う訳で過去に撮影した写真を確認すると2枚発見出来ました。それが以下の写真となります。
C410編成(クハ208:2010年撮影)
当時は113系や京葉線を走っていたE331系に注目していたので209系の写真は殆どありませんでした。この様な要素を考えると、どんな車両もなるべく記録しておいた方が良いですね。
八高線209系3000番台でも切り欠きを確認してみましたが、確認出来た形態はどれもナハ52編成と同様と思われる形態でした(上の写真はハエ62編成:クハ209側)。クハ209/8で形態差がある編成は確認出来ませんでした。
と言う訳で今回はここまでです。かなり細かい部分に注目した記事ではありましたが、中々興味深い要素だと思いました。209系はまだまだ活躍していますが、伊豆急行に譲渡された編成も出現しておりまだまだ細かい要素で差異が発生しそうです。
少し話が変わります。私的なことではありますが、先日発売されたトミックスの京浜東北線209系(98432/98433)ですが付属のインレタで帯が一部剥がれてしまいました。かなり前に購入した世田谷総合車輌センター様が販売している京浜東北線209系用の帯インレタがあったから直ぐに補修は出来ましたが・・・。この様なトラブルは初めて遭遇しました。2021年発売の名鉄7047編成の白帯もちょっと乱れていましたし・・・。トミックスの塗装や印刷はもっと品質を向上して欲しいものです。
取り敢えず私は切り欠きは気にせず楽しみたいと思います。もし今後気になった時は、旧製品と部品を交換しようと思います。
それでわ!
2021年7月28日時点での最新動画です。2021年7月31日までのフォトコンでも使えるオリジナル車両を作るだけの動画です。解説動画ではありません。
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