JR東日本は一部駅の時計を撤去すると発表。既に山梨県にある中央本線「大月駅」では撤去が行われています。時間に正確な鉄道から、時計が消えるのは何とも不思議な現象。ですがスマートフォンが台頭する2022年2月現在、鉄道の駅にある時計は不要な物として見られている可能性も否定出来ず、これも時代の流れとなってしまうのかもしれません。
上の写真は10年程前に撮影した大月駅の写真。当然駅に時計は存在します。 さてこの駅の時計ですが、かなりバリエーションがあり相当深い沼である様です。私がたまたま撮影していた写真などを参考に、そんな駅の時計にどんなバリエーションがあるか整理したいと思います。
先ずJR東日本から。JR東日本の駅なら超高確率で見られる時計です。先ほどの大月駅も同タイプ・・・の筈。駅の時計にも型番があるのでしょうが、私は知らないので、当記事ではこれを「JR東標準型」と呼ぶことにします。時計まで入れると長くなるので省略。
こちらはJR高崎線や宇都宮線などが入線する上野駅の地上ホームで撮影した時計。「JR東標準型」の白いバージョンで他は差異はなさそうです。他は全て先ほどの時計だったのですが、何故か1つだけこの形態の時計が設置されていました。
こちらは「JR東標準型:白」と呼ぶことにします。
偶然写っていた!そんな写真ですので見辛いですが、左の武蔵野線205系の右上にある四角い白い時計です。JR京葉線東京駅で撮影。先ほどの上野駅にあった「JR東標準型白」と同等と思われますが、枠の色が先ほどと違うのでこちらも紹介させて頂きます。
これは「JR東標準型:白京葉線タイプ」と呼ぶことにします。
先ほどと同じく上野駅の地上ホームで撮影。楕円の形状をしていますが、他は「JR東標準型」と同じです。そこそこ設置されているイメージがあります。
こちらは「JR東標準型:楕円」と呼ぶことにします。
「JR東標準型」と思わせて、JRマークに黄緑色の縁取りがされており、数字も黄緑色となっている時計も確認出来ました。こちらはJR南武線の稲城長沼駅(撮影当時は高架化工事中。立川方面のみ高架化が完了していた)で撮影。時計をアップで撮影していないので、拡大して見て頂ければ、先ほどの時計との差異がわかるかと思います。
そこまで時計の写真を撮影していないので、この時計がレアかどうかを判別することは出来ませんが、個人的には何処にでもある印象はありません。
こちらは「JR東標準型:黄緑」と呼ぶことにします。
広告と一体となっている時計です。時計自体は「JR東標準型」と差異はない様に見えます。山手線の高田馬場駅で撮影。
こちらは「JR東標準型:広告一体型」と呼ぶことにします。
こちらは上の写真と同じく高田馬場駅にあった時計ですが、改札外にありました。馬・・・でしょうか。時計の上にオブジェが乗っています。この様な時計は今のところ高田馬場駅でしか見たことがありません。しかもこの時計はかなり高いところに設置されています。時計に注目していないと気が付かないと思います。にしてもカッコイイな。
こちらは「JR東標準型:高田馬場タイプ」と呼ぶことにします。長い!
「JR東標準型」に禁煙表示が入った時計。JR池袋駅改札外で撮影。禁煙前には何か別の表示があったのか、もしくは禁煙化が進み始めた頃に設置された時計なのか?気になります。
こちらは「JR東禁煙表示型」と呼ぶことにします。
リニューアル前のJR青梅線東中神駅で撮影。何処にでもありそうな時計にJRマークを入れたシンプルな時計です。撮影当時時計に興味はなかったのですが、あまりにもシンプルで思わず写真を撮った覚えがあります。
これは「JR東東中神タイプ」と呼ぶことにします。
こちらは東北新幹線の大宮駅で撮影。まだE1系が健在だった頃に目撃。JR東日本では発車標と時計が一体となった物はあまり見ません。私鉄では数多く採用されていますが、何故かJR東日本ではあまりないんですよね。そしてこれは時計がお洒落な感じがします。良いですねぇ。さり気にあるデジタル表記も良い。
これは「JR東発車標一体型(新幹線)」と呼ぶことにします。これも長いか?
JR東だけでどんだけあるんだか・・・。この様に駅のある時計は非常にバリエーションがあります。何故ここまで形態差があるのかは不明。
次はJR東海と西日本。
JR東海の静岡駅改札外にある時計。「静岡県広告協会寄贈」と文字があり、確か区切りの良い時間になると時計のギミックが動き出す・・・と思います。
こちらは「JR東海静岡駅オリジナル」と呼ぶことにします。
JR西日本に移動。二条駅で撮影。発車標と一体となっています。
こちらは「JR西標準型」と呼ぶことにします。
梅小路京都西駅で撮影。こちらも発車標と一体となっています。背景が白色ですね。こちらは「JR西標準型:白」と呼ぶことにします。
次は私鉄。先ずは小田急から。新宿駅で撮影した発車標と一体になった時計。ちょっと暗くて見辛いですが、黒背景に白文字・・・ですかね?
こちらは「小田急標準型」と呼ぶことにします。
こちらは小田急多摩センター駅で撮影。サンリオのキャラクターが可愛らしい。時計は先ほどと違って白背景に黒文字です。
こちらは「小田急標準型:白」と呼ぶことにします。
次は西武。西武新宿駅で撮影。こちらも発車標と一体になっています。
こちらは「西武標準型」と呼ぶことにします。ちなみに西武の池袋駅も全く同じです。
西武多摩川線の競艇場前駅で撮影。数字のフォントが違います。多摩川線の他の駅がどんな感じかは未確認。行き先が「武蔵境」「是政」のどちらかなので発車標と一体ではない為、こうなっているのかも?
池袋線の飯能駅でも確認したので、時計のみ設置している駅ではこれが標準となっているのかもしれません。
こちらは「西武単体型」と呼ぶことにします。
今まで出てきた時計とは異質な感じがする時計。配色の問題でしょうか?西武山口線の西武球場前駅で撮影。
こちらは「西武球場前タイプ」と呼ぶことにします。
次は東急。発車標の右上にちょろっと時刻が書いてあるタイプ。5直開始前に撮影したので行き先が懐かしいことになってますね。東横線自由が丘で撮影。
こちらは「東急標準型」と呼ぶことにします。
見辛いですが、こちらは東横線・副都心線渋谷駅で撮影。発車標と一体になっていますが、中央に白背景の丸時計が設置されています。
こちらは「東急一体型」呼ぶことにします。
次は京急。品川駅で撮影。こちらも発車標と一体になっています。スタイリッシュな感じがするのは何故?
こちらは「京急標準型」と呼ぶことにします。
次は都営。確か大江戸線都庁前駅で撮影したはず。こちらも発車標と一体ですが、デジタル表記。
こちらは「都営標準型」と呼ぶことにします。
次は多摩モノレール。発車標と一体型ですが、中央に「SEIKO」の表記があります。言わずと知れたあの時計メーカーですね。会社のロゴマークではなく、製造元の時計のメーカーを記載するのは珍しいかも。
他の駅は未確認なのでこちらは「多摩モノレール:立飛駅タイプ」と呼ぶことにします(立飛駅で撮影した為)。
今回はここまでです。他にも紹介していない時計があるのですが、長くなりますしまた撮り貯めたら記事にしたいなと思います。
何気なく利用する駅にある設備は気が付かないうちに更新されています。ですが更新の内容は千差万別。何時の間にか独自の形態が完成しているなんてこともあります。フォント、デザイン、エスカレーター、エレベーター、スピーカーの種類など駅単体でも見どころは沢山ありますが、それらに「時計」を追加して、様々な時計に触れていくのも面白いと私は思います。
それでは!
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