大根Pスープの徒然なんちゃら

A列車で行こうや鉄道模型などを好む大根人のブログ

再現車両に拘る【はじまるA列車】

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様々な楽しみ方があるはじまるA列車。今作では車両のカスタマイズが前作3D/PCより大幅にパワーアップし、様々な再現車両を自由に再現出来る様になりました。しかし・・・いざ再現車両を作るとコレジャナイ感に悩まされる方もいると思います。なのでこの記事で私が再現車両作成時に拘っている要素を幾つか紹介し、そんな悩みを解消していきたいと思います。この記事が皆様の再現車両作成の手助けになれば幸いです。それじゃイクゾー。

 

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その解説の前に・・・。再現車両の似ている似ていないは人それぞれです。それっぽく再現した車両でも作った自分が似ていると思えるのならそれで良いと私は思います。そのことを踏まえた上で自身のお気に入りの再現車両を、もっとお気に入りの再現車両にする拘りの要素を解説していきます。それじゃあ今度こそイクゾー。

 

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私が再現車両作成時に最も拘るのが、車両の顔です。つまり正面ですね。車両の正面は屋根に次いで見る機会が多い場所。殆どステッカーを配置出来ない屋根を除くと正面はステッカーで一番拘らなければならない重要な場所だと私は思います。

上のスクショ1枚目は2010年まで中央線快速などで活躍した201系。201系は正面下側に大型種別表示が付いており、ここに中央特快やら通勤快速なんで種別をデカデカと表示する訳です。しかし各駅停車・快速運用の時は、車体と同じオレンジ色の表示になります。このオレンジ表示ですが意外と汚れているのです

 

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快速東京行きの運用に就く201系です。前面窓下にある大型種別表示の部分だけ汚れているのがわかるでしょうか。 この様な実車の特徴をどうはじまるA列車に落とし込むかがポイントです。はじまるA列車での素体は縦横のバランスがモデルとなった車両と大幅に違う例もあるので、ある程度の妥協も必須です。

この201系の場合は前面窓と大型種別表示の位置を写真で確認しながら位置を何度も微調整しながら決定。その後ステッカーをZL+Aでコピペしまくりミルフィーユの様に重ねつつ、上にあるステッカー程少しずつ縮小させます。汚れを再現するステッカーは、当然大型種別表示ステッカーの一番上のレイヤーに設置し自由に形を形成します。上の実車写真は中央線で2010年10月まで活躍した201系であるH7編成ですが、中央線201系はかなりの数がいるので汚れの種類も無限大。それっぽくなればOKです。

 

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ちなみに車両の汚れに関しては車体やドア等でも表現できます。模型と同じくウェザリングを行うことは、はじまるA列車でもリアルな車両を作る為の有用な手段の1つと言えるのではないでしょうか。

上のスクショは外房線などで活躍する209系2100番台です。一部のドアに土埃で汚れた表現と、新品に取り換えた表現を行ってみました。上野東京ラインなどで活躍するE231系1000番台でも使えそうな表現だと思います。

 

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2枚目の583系ではヘッドマークに拘っています。あずさやあさま、修学旅行などで活躍した183・9系、踊り子やあかぎなどで活躍した185系など様々な車両でヘッドマークが使用されています。

 

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細かいですが、この様な国鉄特急形列車のヘッドマークは微妙に大きさが違います鉄道模型を扱う人ならわかるかもしれません。上の185系189系程の差があれば大きさの違いもわかりますが・・・。

例えば鉄道模型メーカーのトミックスではヘッドマークパーツを分売しており183系1000番台と485系300番台のヘッドマークは互換があります。しかし485系200番台とは互換がありません。鉄道模型のたとえ話の様にヘッドマークがある車両でも大きさが全く違うこともあるので国鉄型の特急列車を再現する時は注意しましょう。

またヘッドマークを再現する時には一旦黒に近い色で四角形を生成し、コピペ。ペーストしたステッカーをやや縮小して下のステッカーの淵に囲まれるようにしてから作業すると、リアルなヘッドマークになります。絵柄を文字を表現するのが面倒な人は白幕でもOK!

 

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ヘッドマークではなく前面に種別を掲出する近郊型の車両もいますね(185系の普通表示とかはさておき)。例えば上のスクショ1枚目の117系は普通運用に就いていることを想定してステッカーを設置しています。

しかし「普 通」とあるべき所には白い四角いステッカーと棒があるのみ。 これには理由があります。「普 通」と書くのがクッソ大変だからです!!!頑張って書いても縮小すると潰れてしまうことが殆ど。なので私は文字の色で四角形を生成して設置することにしています。ローマ字表記がある車両は頑張ってアルファベットを貼り付けるのも良いですが、これも面・・・大変なので棒で済ませています。遠目から見ると案外見栄えが良かったりしますよ。

 

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ちなみに3色LEDなら、日本語はオレンジ、ローマ字は緑(ただし路線名表示の時はオレンジ)にしましょう。全部の表記をオレンジにしてはいけない(2敗)。

 

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3色LEDの参考画像。行き先表示がLED化された武蔵野線のむさしの号 大宮行きです。

 

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サボを使用する車両は気合いで書くと見栄えは最高です。名鉄は「犬山」や「栄生」などある程度気合で書ける行き先があって良かった・・・。

 

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2枚目の画像は運番についてです。運番は文字通り車両の運用の番号です。〇〇レとか〇〇Dなんて単語を聞いたことありませんか?それが運番です。一部の車両には前面に運番を掲出する車両がいます。

例えば八高線209系3000・3100番台や、名古屋市営地下鉄鶴舞線3050形。これらの車両はマグサイン式と言う運番の表示を行います(この言い方で良いのか?)。マグサイン式の再現はかなり楽で、「」と「I」のステッカーを10°ぐらい傾けて組み合わせるだけで完成します。色は黄緑に近い色でしょうか。もし再現する車両がこのマグサインなら是非表現してみてください。

 

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もちろん行き先表示同様にLEDで運番を表示する車両もいます。209系2100番台は3色LEDで4桁の数字+Mで運番を表記します。今回は千葉駅をお昼に発車する上総一ノ宮行きの運番である253Mを設定。この場合千の位には0を設置して「0253M」とします。この運用は日中であるにも関わらず、外房線では貴重な4両+6両の10両編成の運用である特徴があります。

 

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ちなみにマグサイン式の運番表示の実物はこんな感じ。八高線209系3000番台ではこのハエ61のみマグサイン式のまま引退まで走り抜けました。

 

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前面に手すりがある車両は影の再現も行うと良いでしょう。影の作成方法は非常に簡単。まず手すりなどの再現したい部分を作ります。その後ZL+Aでコピペ。ペーストされたステッカーが上に来るので、コピーしたステッカーの明るさを-50程して、上下左右どちらかに3ミリ程ズラして完成です。影の表現があるだけで車両がさらにリアルに見えるのでお勧めです。

 

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次に側面。側面もある程度再現したいですね。例えば1枚目は105系黄色。西日本の車両特有の更新を行っているので、窓枠周りを白くしたり、ドアボタンの表現を行っています。駅でスクショを撮影する際は、ドアボタンなどの目立つ装備の再現は必須でしょう。

2枚目は仙石線205系です。こちらの車両にもドアボタンがあります。鉄道車両のドアボタンは車両によって様々。同じ205系でも八高線仙石線ではドアボタンに差異があります。サイドビューを公開しているサイト様(よく参考にさせて頂いております・・・。ありがとうございます。)が非常に参考になりますので、是非ご覧になってはいかがでしょうか。

ドアボタン以外にも、号車札受けの再現も行うと良いですよ。作り方は簡単。横長の四角形を先に配置し、その後号車札となる少し縦長の四角形を上に配置。先に配置した四角形の中央となる部分に号車札を設置すれば完成!また号車札がない車両は、号車札の色を車体と同じ色にしましょう。この仙石線205系は窓周りに車体色に近いステッカーを貼っていたので、今回は号車札をその色に変更して、号車札受けはあるけど号車札はない状態を再現してみました。

 

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側面の行き先表示は先ほどの3色LEDや前面同様の表現が使用出来ますが、中には南武線205系の様なユニークな側面行き先表示もあります。その南武線205系の側面行き先表示はラインカラーが設置されています。これはオリジナル車両の作成でも使用できそうなデザインですね。

 

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南武線205系の側面の行き先表示はこんな感じ。2013年12月に1度だけ使われた、臨時普通電車の府中本町行きです。

 

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先ほどから側面に関してはドアボタンなどの装備に関しての説明でしたが、車体の塗り分けも大切です。1枚目は205系で2枚目はE231系1000番台です。車体中央部分と上下部分の色に差異を出しています。車体の色に差異を出すだけでリアルさが変わってきますよ。

 

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埼京線205系ですが、微妙に車体中央部分と上下で色が違うことがわかりますか?この様な表現を再現車両で行うと、リアルに見えますよ。ちなみに私はステンレスの車両では殆どの車両でこの色の差異を出すようにしています。

 

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素体がないから再現は出来なさそう・・・なんて車両も絶対あります。1枚目は名鉄1000系パノラマスーパー。2階に展望席がある車両なのですが、はじまるA列車では展望席がある車両は2種類存在するものの、流石にその様な構造はありません。 なので素体の中で一番似ている展望型特急列車を使用し、ステッカーで窓と窓枠を新たに設置してみました。雰囲気は出ていると思います。側面の表記は窓の配置の関係で一部妥協しています。

2枚目は名鉄5300/5700系。この車両も窓と窓枠を設置しましたが、思ったよりもそれっぽく出来て自分でも驚いてしまいました。窓を拡大し、それを窓枠で囲ったことにより、遠目から見ると最初から大きな窓がある車両の様に見えますよ。ただし夜間は拡大した部分は光らないので注意。

 

この様にこれは再現は無理では?と言った車両も窓の拡大などで意外と再現出来ます。正確な再現をする必要はありません。自分でそれっぽい!と思える再現を行いましょう。自分だけのリアルな再現車両を、自分が敷設した路線に走らせてあげてくださいね。

 

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最後に再現車両を作る時に重要な要素を紹介します。それは作業用BGMです。再現車両は拘ると3時間は作成に時間を費やします。流石に3時間も作業するにはモチベなどを維持しなければなりません。 当然好きな音楽を聴きながら、好きな車両の走行音を聴きながら作業するのがベストでしょう。

ちなみに私は良く東方の音楽サークルである「凋叶棕」の音楽を聴いています。東方同人音楽流通により、YouTubeのサブスクなどで聴くことが出来ます!ちなみに「凋叶棕」のお勧めは「娶」「彁」「報」です。お勧め多過ぎる!兎に角一緒にアリスを感じよう!

 

と言う訳で今回はここまでです。自身で作成したお気に入りの再現車両を、もっとお気に入りの再現車両にして路線を、都市を、はじまるA列車を盛り上げて欲しいなと思います。この記事が少しでもそのお手伝いが出来たなら幸いです。

皆で色々作ろう!再現車両!たまにはオリジナル車両もね!

 

それでわ!

 

動画でも再現車両作成について解説しました。追記動画もあるのでそちらも是非ご覧ください!

 

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